歯医者さんて安全なの?

歯科医院の感染対策について

2020年2月28日、新型コロナウィルスが世界各国で広がり、政府は全国の小、中、高など春休み明けまでの臨時休校を要請しました。『新型コロナウィルス』を拡散させないための対応をここまでしなければならないとは正直驚いています。


歯科医院では毎日が『細菌との戦い』です。口腔内の病気は、細菌による病気(むし歯や歯周病)が多いため、いかに悪い菌を(無菌化)無くせるか、少なく出来るか、またその菌を周りに移さないか歯科医師は日々考えて治療されています。もちろん『ウィルスと細菌』は違いますが殺菌 ウイルスなどの微生物を死滅させる操作 )や滅菌( 有害・無害を問わず、増殖性を持つあらゆる微生物(主に細菌類)を完全に殺滅又は除去する操作 ) して菌を死滅させる工程は、ウィルスにも通じるところがあると思います。大部分のウイルスに効果を示す消毒法のひとつが【煮沸(98℃以上)15~20 分間】で不活性化されると言われています


標準感染予防策


歯科医院によっては『スタンダードプリコーション』と言う標準感染予防策(※感染症の有無に関わらず、全ての患者様に対して普遍的に適用する予防策)を行っている医院もあり、ディスポーザブル品(使い捨て品)を使用して、金属製の歯科用器具などはオートクレーブ(高圧滅菌器)やクラスB(ヨーロッパ基準を満たした滅菌器)を導入して、滅菌を行い院内感染防止に努めれられています。


歯科医院で感染対策を行えばウィルス感染しない訳ではありませんが、患者側(私達)の個々にできる感染対策(手洗いやマスク着用、手指消毒など)と、医院側の対策があれば、感染リスクは低くなるのではないでしょうか



また、医療機関でもマスク不足消毒液グローブなどディスポーザブル品の欠品が起きつつあります。これだけ世界中で流行すると商品が手に入りづらくなっているようです。各医院では治療に使用する最低限の備品確保も課題となっているそうです。


現在通院中の方


もし現在歯科医院に通われている方は、来院前熱を測りなどが出ていればその事を歯科医院に連絡して、適切な行動が取れるよう気を付けましょう。また歯科は『歯科医師会』があり、医科や保健所と連携しているので安心できます。