ケース3】 S先生 指が動かなくなるまで治療する

開業30数年、現在も知識向上を目指し、新しい機材も積極的に導入して患者さんの健康に寄り添う

神奈川県で開業しているS先生、出会いは十数年前、歯科の事が何も分からない駆け出しの私に『咬合の重要性』を真剣に話していただいた事を覚えています。内容は難しすぎて理解出来ませんでしたが(今でも)歯科に対する先生の思いは十分に伝わりました。

お使いになる材料も用途に合わせて取り寄せて、普通のクリニックに2種類ほどしか置かないような材料も4~5種類と症例に合わせて使い分けしていて、スタッフさんは覚えるのが大変だと思います。

レセコンいらずの奥様の存在

院長が治療に専念できているのも、奥様のおかげに他ならない、一般的な開業医が行う『経営やスタッフ教育』など、そのほとんどを奥様がになっている、高額な機材の購入も、院長は自分の望みをセールスマンに伝えて、後は奥様が導入時期や支払い方法など全てを決めている、ある意味全ての歯科医師の理想的なご夫婦とも言えます。以前の奥様の口癖は『レセコンより私のチェックの方が上』でした。

S歯科医院になくてはならない尊敬すべき3人の衛生士

そしてクリニックを長年支えてきたもう一つの素晴らしい要素が、20年以上のキャリアのある3人の歯科衛生士、その中でも一番キャリアの長いKさん、私と年齢が近い事もあり、何でも相談や質問できる仲で、有名歯科雑誌に寄稿した事もあり、私の奥さんのクリーニングもお願いしている方です。出産を経験して、またクリニックに戻ってくるのを間近で見ていると、院長との深い絆を感じる、以前は院長と何度も意見交換をして、ときには熱くなる事が何度もあったそうで、お互い患者さんの事を思っての事なので、今でも信頼関係は続いているように思います。

1日3~4名の治療のみ行う現在

現在はいくつかの病気を抱えて身体の調子が思わしくない院長は、1日数名の治療にとどまっている、しかし時間があれば歯科雑誌を見つめて、つい先日もヨーロッパメーカーの顎運動測定器を導入されたばかりです。

常に患者さんに最高(最良)の治療を行う事を優先させて、歯科医師としてのキャリアの最終段階にありながら、まだまだ成長しようとする意欲や意識は、是非若い先生にはお手本にして欲しいと思います。

S先生が1日も長く白衣を着て、奥様といっしょにクリニックに立たれる事を願っています。

そんなS先生を尊敬しています。

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